|
|
世間では単身者など、自分の世話は自分でしている人を除くと、人がそれぞれ生活していくために、主として生計を支えている人(扶養者)とその人の収入によって自らの生活費を賄ってもらっている人(被扶養者)とに大きく分けています。
学生や専業主婦などの多くは、父親やご主人の収入で生活しているわけですから当然被扶養者となりますし、ご主人はまさに一家の大黒柱として経済的に家族を扶養しているといえるわけです。
しかしご主人が支えているのはそれだけではありません。
実は愛する家族が万が一病気や怪我をしたときでも、家計に大きな負担とならないようにと、奥さんが「少ない!」と嘆く給料の中から少しずつやりくりして、あらかじめ手を打ってあるのです。そう、それが健康保険です。元気なときは惜しいと思える保険料も、いざ病気や怪我をしたときは実にありがたいものです。むしろそんなときになぜ「お父さんありがとう!」ということにならないのでしょう。
ちなみに法人企業では、正社員については強制的に健康保険(社会保険)への加入が義務づけられているので、本人に選択の余地はないのですが…
健康保険では被保険者本人に対して給付を行うほか、その被扶養者(保険証に記載してある人)であれば保険料を納めていなくても保険給付を行います。ではどのような人が被扶養者の範囲になるのでしょうか?
被扶養者の対象は被保険者からみて、次の2つのグループに分かれます。
1.父母(養父母も含む)、祖父母、曾祖父母、配偶者(事実婚を含む)、子(養子を含む)、孫、および弟妹
2.1に該当する人以外の3親等内の親族、被保険者の事実婚の配偶者の父母および子
1の範囲の人は、主として被保険者の収入によって生計が維持されていれば被扶養者となりますし、別居していても対象になります。
2の範囲の人は、生計維持関係に加えて、被保険者と同居していることが前提となります。
さて、あなたは何人の生活を支えているのでしょう。また支えられている人はそのことをわかっているのでしょうか?実はもう少しお父さんの立場が家の中で評価されてもいいと思うのです…少なくともわが家では。
次回は被扶養者の要件と収入との関係についてご説明します。
|
|
|
 |
|
社会保険労務士 桂島俊一郎 |
 |
|
|
 |
|
 |
|
|