エキスパートコラム
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生命保険で損をしないために……転換についての注意

 ここ数年、生命保険離れが加速し、大手生保以下、昔ながらのセールスを続けているほとんどの会社では、解約が新契約を上回る状態です。
 これを単に「景気が悪いから」と考えるのでは何の役にも立ちません。「はたして商品、サービス、価格は適正なのか?」と考えることによって、自らの家計に大きなプラスをもたらすのです。
 実際にコンサルティングを受けたことのある方はご存知でしょうが、こうした疑問を持つことによって、多大な無駄な出費を削減することができるのです。ましてや、ほとんどの生命保険会社は、いまだにお客様に「お支払総額」を提示しない、いわば値札を付けずに商品を販売しているのですから。
 たとえば、非常に問題のある行為として媒体にもとりあげられる生命保険の「転換」(下取り)。生保セールスの人たちは「見直しをしませんか」と、この転換を勧めてきますが、生命保険の「見直し」と「転換」は別のものです。そして、ほとんどの場合において、転換は、契約者にとって非常な不利益をもたらします。転換が有利と思われるケースを無理やり考えて見ても、

・サラリーマンから自営業者になった。その際の開業資金を親戚から借りた。
・子供が急に増えた(5つ子の父になってしまった)
・上記の状態で、単体の養老保険または単体の終身保険から、定期保険に転換する

といった、非常に稀なケースしかありません。それ以外の転換は、もっぱら会社の利益のために行われているのです。このことは、しばしば新聞、雑誌などでも指摘されています。
 生命保険の見直しの基本は「変えては勿体ない部分は変えない、変えても勿体なくない部分を、生活設計に応じて見直す」これが正しい方法です。
 対して「転換」は、保険契約のすべてを新しい契約に変えてしまいます。
 セールスさんも「見直し=転換」としか教えられていないケースが多いようです。自分の会社にとって都合のよい様に、新しい商品に「転換」させて「大好評!○○万件突破!」では、解約に歯止めが掛からない状況も当然と言わざるを得ないでしょう。
 多くの方が家計からの多大な余分な出費を強いられています。
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ファイナンシャルプランナー 五十田 敏
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